3年に1度開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」。
2022年は5度目の芸術祭で、開催予定は次の通りです。
春:4月14日(木)~5月18日(水)
夏:8月5日(金)~9月4日(日)
秋:9月29日(木)~11月6日(日)
瀬戸内海の数々の島で開催されていて、時間があれば全部回りたいですが、なかなか難しいですよね。ということは、ある程度行きたい島や見たいアートを決めて効率良く行きたいです。
なかでも直島は人気の高い島で、草間彌生の「赤かぼちゃ」や、「地中美術館」をはじめとした安藤忠雄の建築物がたくさんあるので、これまで芸術祭に行ったことのない人であれば是非行きたいところ。
直島へのルートは、ネットで検索すると様々な情報があるため、どのルートを選択すればよいのか迷いうため、東京から直島に行くルートを検証してみました。
直島に行くための港は?
直島へ渡るための港は2つあります。
宇野港(岡山県)と高松港(香川県)です。
さて、どっちの航路がよいのでしょうか。
直島への航路は?
直島には「宮浦港(みやうら)」と「本村港(ほんむら)」と「風戸港(せと)」の3つの港があります。その3つの港への航路を調べると次の通りです。
高松港(香川県側)から
高松港(香川県側)からは、宮浦港のみ航路があります。
フェリーの所要時間は約50分、高速旅客船は約30分です。
宇野港(岡山県側)から
宇野港(岡山県側)からは、宮浦港、本村港、風戸港の3航路あります。
宮浦港までのフェリーの所要時間は約20分、旅客船は約15分です。(高松港からよりも所要時間が短い上に便数も多いです)
本村港までは旅客船で約20分です。
四国汽船のサイトで時刻表に書いている注釈をよく見ると、風戸港の航路は一般客は乗れないようです。ご注意ください。
直島は香川県の島ですが、海路は岡山県側からの方が近くて早いということがわかりました。
船旅を楽しみたい人は高松港のルート、船が苦手な人や移動時間を節約したい人は早くて便数の多い宇野港ルートという選択肢が考えられますね。
ただ、残る問題は、宇野港や高松港に行くまでのルートや時間です。次にそのルートを検証してみます。
宇野港までのルート
岡山空港から宇野港
飛行機で岡山空港に着いた後、リムジンバスで岡山駅まで約30分、岡山駅から電車で茶屋町駅まで快速で約20分、茶屋町駅でJR宇野線に乗り換えて宇野駅まで約25分、歩いて宇野港まで約5分、待ち時間を考慮しなければ、トータルで約1時間20分かかります。
岡山駅から宇野港
岡山駅から電車で茶屋町駅まで快速で約20分、茶屋町駅でJR宇野線に乗り換えて宇野駅まで約25分、歩いて宇野港まで約5分、待ち時間を考慮しなければ、トータルで約50分かかります。
東京からだと飛行機で行った方が移動時間は短いです。発地によりますが岡山は新幹線が止まる駅なので、新幹線ルートが便利かもしれません。
高松港までのルート
高松空港から高松港
飛行機で高松空港に着いた後、リムジンバスで高松駅まで約45分、高松駅から歩いて高松港まで約5分です。待ち時間を考慮しなければ、トータルで約50分かかります。
高松駅から高松港
高松駅から高松港までは徒歩約5分です。これは近くて便利です。
ただ、東京から新幹線で行く場合は、岡山駅で快速に乗り換えて、高松駅まで約1時間なのでトータルで電車に乗っている時間が長いです。
あと、東京駅から高松駅まで直通の夜行バスがあるので、お金と時間を極限まで節約するなら高速夜行バスという方法も考えられます。
東京から直島までのルートの整理
待ち時間を除く移動時間のトータルで比較します。海上ルートは最も早い航路を採用。
飛行機を利用
高松港(香川県側)ルート・・・約2時間40分
宇野港(岡山県側)ルート・・・約3時間5分
新幹線を利用
高松港(香川県側)ルート・・・約5時間5分
宇野港(岡山県側)ルート・・・約4時間35分
ルートごとの所要時間を整理すると、飛行機の場合は香川県側ルートが25分早いです。新幹線の場合は、岡山県側ルートが30分早いです。
直島へ行く方法の結論
時間を節約するなら、東京からは飛行機で高松空港へのルートがもっとも早い交通手段です。
ただ、これは単純に東京から直島への最短ルートを示しただけですので、他に回りたい島や泊まりたいホテル、食べに行きたい地元の飲食店など様々な要素によってルート選びが変わると思います。
香川でうどんが食べたいとか、岡山の温泉宿で泊まりたいとか、まだまだどうしようか悩むところです。
行きはのんびり岡山ルートで、帰りは乗り換えが少ない高松空港から帰るということもいいかな。
こんなことを考えるのも旅の楽しみであります。
ルート検証のために参考にしたWEBサイトは以下の通りです。
瀬戸内国際芸術祭2022
四国汽船株式会社