吾輩はまだハンドファーストで打てない その4

ゴルフ ゴルフ

ゴルフ歴7年目に突入しました。

オフィシャルハンデは20、ベストスコアは84です。

ここ数年、ハンデ1の方とラウンドさせてもらったり、練習場で教えてもらったりしますが、その差は歴然。その方は、50歳半ばですが、ドライバー飛距離280ヤード、アイアンを打てば綺麗にターフが飛んでいきます。クラブチャンピオンになったり、さまざまな大会で優勝しています。

週に3回練習していますが、たまにその方とお会いして指導いただくので、自分の備忘録としてこのブログに書くことにします。

YouTubeで語られることのない、ハンドファーストの真実

ゴルフを始めてから、毎日のようにYouTubeレッスン動画を見ています。中でも、ハンドファーストについてのレッスン動画は人気があり、多くの視聴回数を集めています。

挙げればキリがありませんが、よくあるハンドファーストのドリルを紹介すると次のようなものがあります。

  • アドレス時にハンドファーストの形を作ってから打つドリル
  • 左手の掌屈を意識する
  • インパクト時に手を前に出す
  • ハーフショットから徐々にフルスイング
  • ボールの後ろにタオルやテープを貼って、それを打たないようにする
  • クラブを短く持ち(もしくはグリップと一緒にアライメントスティックを持ち)、左わき腹に当たらないようにスイング
  • 片手打ちドリル
  • 練習器具(ザハンガー、だるまシューター、90度ウェッジなどなど)

皆さんも一度は試したことがあると思いますし、私もいろいろ練習しました。

でも、どの練習をしても私はハンドファーストで打てませんでした。

その原因を師匠が教えてくれました。

それは、今まで聞いたことのない考え方でした。

人は欲や本能によってボールを打っている

ボールをヘッドの芯で捉えたいがために、当てにいく動作に自然となります。

それは欲深い人間にとっては当然の行動です。

フリップするつもりは無いのに、自然とフリップしてしまいます。遠くへ飛ばしたいという欲求が強いのです。

いくらドリルを繰り返しても治らないのは、この欲望と本能が邪魔をしているからです。

これを乗り越えるには、ドリルと同じく繰り返しの練習が必要ですが、私は信じてやり続けた結果、ややハンドファーストで打てる感覚が掴めてきました。飛び系のアイアンを使わず、ロフトの寝ているマッスルバックで飛距離を10ヤード以上伸ばせました。

欲や本能をコントロールするのではなく、逆らわない

これはそう簡単に捨てられるものではありませんので、活かすしかありません。

教えてもらったことは、次のことです。

「ハンドファーストという現象は、クラブヘッドより手元が先にあればよい。つまり、手元より後ろに先にヘッドを落とすこと。」

こう聞いた皆さんは「思いっきりダフるだろう」と思われるかもしれません。

でもそんなことはないのです。

テイクバックから一気にヘッドを右足元(右利きの場合)に落とすイメージを持つと、自然と手元はクラブヘッドより先行します。フリップとか掌屈とか体重移動とか右肩がどうのとか関係ありません。

また、打たないという意識でも、本能で球を打とうとしてしまうので勝手にボールに当たります。

本当に不思議ですが、意識やイメージでガラッと変わるものです。

もちろん、基本的なスイング動作が身についていることが前提です。

こんな打ち方のイメージはYouTubeのレッスン動画では語られません。なぜだか理由はわかりませんが、信じてもらいにくいからでしょうか。

実は、このことを人に伝えてもあまり興味を持ってもらえません。

まあ、別に自分が信じられるメソッドがあれば、それで充分なのですがね(笑)