最初に結論を述べます。
ウェブ解析士は、ウェブ業界で必要なことを体系的に学べます。
デザイナー、コーダー、プログラマーなど、特定の技術・スキルなどを学びたい場合は、その道の勉強をしないといけません。
しかし、そういった技術専門職ではなく、プロジェクトマネージャーやWEBディレクター、営業としてWEB業界を目指すのであれば、ウェブ解析士はもってこいの資格です。
なぜなら、企業はそういった体系的にウェブを知っていていわゆる「ディレクション」ができる人材を欲しているからです。
ウェブ業界は慢性的な人材不足と言われています。
特に、フロントでクライアントの課題をしっかりと導き出し、それについて対策案を考えた上で、プロジェクトメンバーに分かりやすく伝えるという、リーダー的存在が圧倒的に不足しています。
現場からの叩き上げで、ディレクターをしている人は現場作業の苦労や苦悩、作業の手順や工数などを熟知しているため、クライアントから無理難題を言われても理路整然と説得できる力を持っていると思います。
営業だけで生きてきた方々で多いのが(すべての営業に当てはまるわけではありませんが)、クライアントに言われるがまま指示を受けて、それをそのまま現場に伝え、仲間から非難を浴びるというケースです。
もし、ウェブ業界未経験で飛び込む場合、こういったドラマでありがちなことが120%起こるということを想定しておいてもらいたいです。
未経験で現場を知らないのは仕方ありません。では、どうやってこの状況を打開すればよいのでしょうか。
それは、クライアントの抱えている課題を解決するために、きちんと整理をすることです。
ウェブのことが良く分かっていないお客様もたくさんいらっしゃいます。わからないけど、商品やサービスの売り上げを上げたいために必死になっています。決して無理難題を押し付けようとしているのではなく、業績を上げたい思いでいっぱいなのです。
そこで、少しでもお客様の売り上げに貢献できればwinwinですよね。
ウェブ解析士は、技術を学ぶのではなく、お客様の売り上げを上げるため、事業にインパクトを与えるためにウェブを活用して何ができるかを学べる資格です。
このウェブ解析士のカリキュラムの内容は、昔は技術的な要素が多かったですが、近年はマーケティングの要素がいっぱい詰まっています。
WEBマーケティングを体系的に学べることで、未経験であっても、必ずWEB業界で活躍できると思います。
参考までに、ウェブ解析士には段階があります。ウェブ解析士→上級ウェブ解析士→ウェブ解析士マスターという3段階の資格です。
WEB業界未経験で、転職を考えている方にはお勧めの資格です。