醤油の酸化を防ぐ二重構造密封ボトルの正しい分別方法と捨て方

醤油二重構造ボトル 生活

我が家では必ず密封ボトル醤油を買います。

その理由は、二重構造のボトルが醤油の酸化を防いで新鮮さを保つことと、やわらかいボトルなのでボトルの本体を押す力加減で醤油の出る量が調節できるからです。

お醤油あるあるですが、醤油さしで冷ややっこなどに醤油をかけようとすると、最初は恐る恐る容器を傾けるのだけれど、突然ドボドボっと必要以上に出ることがありますよね。この容器はその心配がありません。

この二重構造ボトルを使っているのだけど、捨て方に悩まれている方も多いと思いますので、リサイクルマークに従った正しい分別と捨て方について解説します。

トップバリュの二重構造ボトルの場合

トップバリュの二重構造ボトル醤油はプラマー
トップバリュの二重構造ボトル醤油はプラマークに材質表示がある

プラマークの下に、きちんと材質表示があります。ちなみに、PEの下にアンダーラインがありますが、これはPE(ポリエチレン)が主たる材質であることを示しています。

まずは分解

ボトルとキャップとラベルに分解
ボトルとキャップとラベルに分解

まずは、ボトルとキャップとラベルに分解しました。ラベルを剥がすミシン目が見当たらなかったのでビリビリになりました(笑)。

※結論を言うと、最終的にこのラベルは剥がさなくても良いのです。だからミシン目が無いのも納得できます。

ボトル:PE,EVOH

ボトルの材質は、PE(ポリエチレン)とEVOH(エバール)です。このエバールは酸素などのあらゆるガスが透過しにくい素材なので、醤油の新鮮さが保たれます。

というわけで、ボトルはきれいに洗って、「プラ」として処分します。

ボトルはきれいに洗って処分できます
きれいに洗って処分できます
キャップを外せば中をきれいに洗うことができます
キャップを外せば中をきれいに洗うことができます

キャップ:PP

キャップの材質はPP(ポリプロピレン)です。こちらも洗って「プラ」として処分します。

ラベル:PET

ラベルの材質はPET(ポリエチレンテレフタレート)です。皆さんおなじみのペットポトルの材質と同じです。

「あれれ?PETで出すのかな?」と思われた方も多いと思います。

でも、これはPETとして分別ではなく、「プラ」でかまいません。なぜなら、この容器のリサイクルマーク表示にPETのリサイクルマークが付いていないからです。

ではなぜ、PETリサイクルマークが付いてないかと言うと、再生利用に適したものにPETのリサイクルマークが付いていて、食用油脂を含むものや簡易な洗浄で内容物やにおいを除去できないものについては、PETのリサイクルマークを付けることができないことになっているからです。

結論~処分の手順

この容器は、次の手順で処分します。

1.蓋を外して容器の中を洗浄する。(ラベルは剥がさなくてよい)

2.ボトル、ラベル、キャップ全て、「その他プラスチック製容器包装(その他プラ)」で処分する。

結局すべてプラとして出せるようにしているのでした。とても簡単です。

キッコーマン「いつでも新鮮」シリーズの場合

「密封ECOボトル」と表示されている容器は、PETボトルとしてリサイクル可能になったとPRしています。

対応ボトルは順次拡大予定らしいので、容器に表示されているリサイクルマークをチェックしてみて、PETのリサイクルマークが付いていれば洗ってPETとして分別します。

まとめ

二重構造の容器は大きく分けて、ボトルがPEタイプとPETタイプがあるようです。

ボトルがPEタイプは、丸ごと「その他プラ」として処分。

ボトルがPETタイプは、蓋やラベルを分解して「PETボトル」と「その他プラ」として処分。

いずれにしてもきれいに洗ってから処分するとよいでしょう。